令和7年度JCOMM賞の受賞者

JCOMM実行委員会では、令和7年4月22日までに、ご応募・ご推薦を頂いた取り組み・研究の中から、令和7年度JCOMM賞の各賞受賞者を選定いたしました。本年度はプロジェクト賞3件、デザイン賞2件、技術賞2件となりました。

第20回JCOMM札幌大会にて受賞者の表彰を行います。

プロジェクト賞

~日常生活を中心とした「市民利用」と「観光利用」の棲み分けを目指して~ 京都市交通局 / 市バス「観光特急バス」の運行

京都市交通局

 

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―受賞概要―
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―JCOMM実行委員会から―
改正された国の制度を全国で初めて活用し、一般路線バスとは異なる運賃体系を採用した「観光特急バス」を運行している点が高く評価できます。またこの取組により、並行する一般路線の待ち時間短縮や混雑緩和といった、市民生活と観光の調和に繋がる効果が確認されており、オーバーツーリズムに悩む他の地域において、有効な対策のモデルケースとなることが期待されます。以上のことから、JCOMMプロジェクト賞に選定されました。

 


プロジェクト賞

空港主導の観光×交通の高度化を実現するAIオンデマンド交通

株式会社南紀白浜エアポート/西日本旅客鉄道株式会社/株式会社アイシン/株式会社JTB/和歌山県/白浜町

 

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―受賞概要―
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―JCOMM実行委員会から―
空港会社が事業主体となって、既存のバスやタクシーとの連携を図りながら、観光客と地域住民双方の新たな移動手段となるオンデマンドバスを運行している点、Web予約やキャッシュレス決済への対応による利便性の確保、適正な運賃やバス停の設定等の工夫により、高い乗合率を実現している点が高く評価できます。地域交通の課題緩和に貢献し、他地域への展開も期待できる取組であることから、JCOMMプロジェクト賞に選定されました。

 


プロジェクト賞

AIオンデマンド交通「のるる」で移動の選択肢を広げるまちへ〜高萩市における持続可能な交通モデルの構築〜

高萩市/茨城交通/みちのりホールディングス

 

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―受賞概要―
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―JCOMM実行委員会から―
AIオンデマンド交通を、適合性の高い移動需要を有する時間帯や地域を見定めて、戦略的に導入している点が高く評価できます。高い乗合率により既存の路線バス以上に効率的な運行を実現するとともに、住民の自家用車から公共交通への転換や外出機会の向上といった効果も継続的に得られており、地域課題の緩和に大きく貢献しています。以上のことから、JCOMMプロジェクト賞に選定されました。

 


デザイン賞

「平成筑豊鉄道」について楽しみながら学ぼう!

北九州市立大学地域創生学群小林ゼミ/平成筑豊鉄道/株式会社クリエイティブジャパン

 

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―受賞概要―
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―JCOMM実行委員会から―
自然と鉄道に興味を持ってもらう仕掛けとして、既往の遊びや学習形式を取り入れた誰もが遊んで学べるコンテンツを豊富に作成し、地域住民等のニーズを反映した改良を重ねながら、商品化に至っている点は高く評価できます。また取組はゼミの学生によって、毎年引き継がれながら主体的かつ継続的に行われており、持続的なMM活動への貢献が期待できます。以上のことから、JCOMMデザイン賞に選定されました。

 


デザイン賞

みんなで学ぼう!バスのあいうえおカルタ

能戸紫月(札幌市立大学大学院)/尾田美月(北海道大学大学院)/株式会社地域デザイン/一般社団法人交通環境まちづくりセンター/一般社団法人北海道開発技術センター/日本データーサービス株式会社

 

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―受賞概要―
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―JCOMM実行委員会から―
子どもやその保護者が普段使いしやすいカルタによって、バス利用への関心を引き出しており、デザイン性の高い絵札、MMの観点からよく練られた読み札ともに高く評価できます。また制作難易度が高くなく、制作段階からターゲットを巻き込むことも可能なツールであることから、他地域への展開をはじめとする様々な活用可能性を有しています。以上のことから、JCOMMデザイン賞に選定されました。

 


技術賞

クルマにかかる金銭的コストの解明及び動機づけ情報への活用

川合春平(筑波大学大学院)

 

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―受賞概要―
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―JCOMM実行委員会から―
全国の都市を対象に、自動車の保有や利用にかかる金銭コストを実際のデータに基づいて算出し、移動に関する格差問題をも示している、学術的にも実務的にも示唆に富む研究成果です。また自動車の保有・利用状況を入力するだけで、金銭コストや家計負担を瞬時に算出できるWebツール「SiMMobiC」を開発し、MMの動機付け情報として実務展開している点も高く評価できます。以上のことから、JCOMM技術賞に選定されました。

 


技術賞

Dia Brain ~バスロケデータを用いた遅延改善のための自動ダイヤ改正支援システム~

太田恒平(株式会社トラフィックブレイン)/五瀬駿一(九州産交バス株式会社)

 

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―受賞概要―
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―JCOMM実行委員会から―
バスロケシステムの蓄積データを用いて遅延の少ないダイヤを自動生成するシステムによって、3~5割程度の遅延削減という明確な成果に加え、乗務員の意識向上等の効果が得られていることは高く評価できます。また日本有数のバス事業者への展開がなされ、様々な主体が協力して社会課題を解決する機運が生まれていることは、MMの観点からも高く評価できる取組だと考えられます。以上のことから、JCOMM技術賞に選定されました。

 


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